身体に関する雑学集 - 真・役に立たない駄話

朝起きたら「よく眠った」言ってみよう

 脳が元気であるためには、毎日の習慣が大切。その手始めは、朝の迎え方にある。

 誰でも、一日のスタートは“よい目覚め”で迎えたいと思う。しかし、大半の人は、この“よい目覚め”を得ることが難しい。現代人の多くは、ほとんどが寝不足気味だろう。毎朝、目覚まし時計に叩き起こされて、イヤイヤ起きる、という人が多いはずだ。

 そんな人は、ちょっと自分に暗示をかけてみることをお勧めする。この暗示をかけることで気分良く起きだすことができるだろう。

 じっさいにそれほど寝ていなくても、「時間は短かったけど、今日の眠りは深かった」と言い聞かせてみよう。すると、不思議なことに、本当によく眠れた気分になってくる。

 バカバカしいというのは簡単だが、人間は口にした言葉に、結構左右されるもの。たとえばお風呂にザブーンと使ったときに「あー気持ちいい」とか「極楽極楽」というと、黙ってはいるより、ずっと気持ち良くなってくる気がする。これも一種の自己暗示と言えるだろう。

 なぜ、人は自己暗示にかかりやすいかといえば、これには脳の働きが関係している。

 脳には、人が発した言葉をそのまま実行しようとする習性がある。だから前向きな言葉を使う人は、本当にうまく行くことが多い。いい言葉は、自分の脳に話しかけるようなつもりで、本気でいうと、より効果がある。

 また「朝一番に」いい言葉を使うことも大切だ。脳は、朝に発した「よい言葉」に従うように動きだしてくれるから、「今日は一日中気分よくすごせそうだ」といえば、脳は本当にそんな一日になるように働いてくれる。

風邪を引いたときは風呂に入ってはいけないのか?



 今日は趣向を変えて、母と娘の会話形式でお送りします。

 この高校生の娘さん、風邪の治りかけにもかかわらず、お風呂に入っていたところ、母親が脱衣所のドアを開けて大声を出した。

 「あなた、風邪気味なんだから、お風呂なんて、とんでもない」

 「もう、熱は下がったわよ」

 「だめです。せっかく治りかけた風邪が、ぶり返しちゃうじゃないの」

 入浴は、風邪をこじらすばかり・・・日本人は、その教えを何代にもわたって受け継いできた。ところが、17歳の娘は、まったくあわてない。クールなまなざしを母親に投げて、こう言い返した。

 「そんなことを言うのは、日本人だけよ。欧米では、風邪ひきには、むしろ入浴がいいとされているんだから」

 じつは、風邪と入浴に関する知識をすでに取り入れているようだ。

 「そんなこといったって、ここは日本よ」

 娘は、余裕の笑みを浮かべてこう聞き返した。

 「だったら聞くけど、どうして、風邪をひいたら、お風呂に入っちゃいけないの?」

 「そりゃ、湯冷めをするからよ。それに、熱いお風呂は、体を疲れさせるでしょ」

 「お風呂から出たあとに暖かくすれば、湯冷めなんかしないし、ぬるいお風呂に入れば、体力も消耗しないわよ」

 「まあ!ああ言えば、こういう。だったら、お風呂は風邪にいいという根拠は何なの?」

 「お風呂に入れば、悪い汗を流せるし、水蒸気によって乾燥した喉や鼻にうるおいを持たせられるのよ。それに、ぬるめのお風呂に入ると、副交感神経が活発に働いて、心地よい眠りにつくこともできるし。そうするには、半身浴が最適。最近は、日本の医者にも、風邪には、ぬるめの風呂に半身浴がいいという医者が増えてきているのよ」

 この母親が納得するかどうかはさておき、娘の言い分は真実だ。

ムダ毛は剃ると濃くなるのか?



 女性たちは、ムダ毛を剃ることに熱心である一方、どこかでムダ毛剃りを恐
れているのではないか。なぜなら、「ムダ毛は剃ると濃くなる」という説が広
く信じられているからだ。

 「剃る」という行為をひとつの刺激と考えれば、この説もなにやら信憑性を
帯びてくる。髪は、頭皮に刺激を与えることによって育成される。それと同様
の効果が、生育して欲しくないムダ毛にもほどこされると考えるのは、それな
りに理屈が通っている。

 しかし、安全カミソリや電気シェーバーでムダ毛を剃っても、毛の成長が促
進されたり、毛が濃くなったりすることはない。

 剃った毛は、先端が細くなった自然な毛に比べて断面が広くなるので、剃っ
た後は毛が濃くなったように見える。つまり、実際に剃りあとが濃くなったよ
うに見えるのは、視覚的なトリックに過ぎないわけだ。

 あるエスティシャンは、「ムダ毛は、気にせずどんどん剃る」ことを進めた
上で、ムダ毛そりにおけるちょっとした裏技をさずけてくれた。

 「リンスをつけると、肌を傷つけずにきれいに剃れるというけれど、それは、
リンスに含まれる保湿剤のツルツル感がもたらす錯覚。きれいに剃りたければ
シェービング用のジェルやフォームをつけて剃るのが効果的のようだ」

 昭和30〜40年代の女性の中には、当たり前のように腋毛を生やし、腕や
足の体毛を平然とさらしていた人もいた。今にして思うと、40年前の女性た
ちが、そんなプリミティブな状態にいたことが信じられない・・・。

 美容革命は、IT革命とならぶ、20世紀後半の大革命なのだと、つくづく
痛感させられる。