スポーツに関する雑学集 (3) - 真・役に立たない駄話

相撲についての無駄話

 俗に「金が埋まっている」などといわれる大相撲の土俵。努力すれば大金をつかむ
ことも夢ではないという比喩で使われていますが、むろんお金などは埋まってはいない。

 じゃあ土俵は単なる土の塊なのか?それも違う。じつは土俵の中央には、勝栗、昆
布、洗米、スルメ、塩、かやの実がおさめられている。いずれも我々には馴染み深い
縁起物だ。

 そもそも相撲の起こりは奈良時代、豊作や安泰を願って神に奉納されたのが始まり、
その祭祀としての名ごりが現代も残っているというわけ。

 ところであの大きな土俵、いったいどうやって作っているのか。相撲協会によれば、
すべて手作りで、「たこ」「たたき」といった道具で丹念に土を固めていき、最終的
には「力士が何人乗っても大丈夫な硬さにする」とのこと。

 作るのは38人いる「呼び出し」さん全員で。とはいえ、土だけで30トン以上に
なるので、完成するまでにはどうしても3日はかかってしまう。

 土俵が出来上がると、興行の成功と安全を祈って「土俵祭り」という儀式が行われ
ます。勝栗や昆布などはこの時一緒に埋められます。

ラジオ迷実況集

 現在の、東京ドームができるまではプロ野球のメッカといえば当然後楽園球場だっ
た。もちろん、巨人と日本ハムの両球団の本拠地だったからということが大きい。

 当然、中継回数も多いから、スポーツアナの頭には、「後楽園」が染み付いてしま
っていた。そこで、こんなミスもあったりした。

 あるアナウンサー、東京から広島市民球場へ出張しての放送だったのに、ついいつ
もの癖で、

 「こちらは後楽園球場……」

 とやったが、スタッフの合図ですぐに気づき、「……から遠く離れ、新幹線でも8
94キロもある広島市民球場です」。

 こんなのはまだいいほう。ひどいのになるとこんなのもある。場所は神宮球場で。

 「こんばんは。こちらは後楽園球場です(ここでディレクターの“違う”の声)……
と申し上げたいのですが……(俺は今何処にいるんだっけ?)……関東地区にはいろ
いろ球場がありまして、川崎球場、駒沢球場、東京球場とそれぞれ特徴を持っていま
す。……(そうか思い出した!)……その中の一つ神宮球場からお伝えします」

 絵のあるテレビはともかく、ラジオの場合「空白」は放送事故になってしまう。こ
うなると泥沼。必死の形相を思い浮かべてみるとなかなか面白いものである。

オリンピックで入賞したら何が貰えるの?

 4年に1度のオリンピック。商業主義に毒されているだの、政治的すぎる、自然破
壊につながる、あるいはドーピング汚染と、かつての「清く正しく美しく」というイ
メージは失われた感があるが、それでも、全世界を興奮させる、大イベントとしての
地位は安泰だ。

 オリンピックでは、各競技ごとにメダルが贈られるが、それは3位まで。惜しくも
4位とか5位の人は、メダルなし。わずか、0コンマ何秒の差でもだ。数字は残酷だ。

 なかには、最初からメダルは無理と分かっていながら、競技に望む選手も多い。

 そんな選手はきまって「入賞を目指します」という。そういえば、実況のアナウン
サーも、「入賞しました」とよくいっている。

 この「入賞」とはなんだろう。

 80年のモスクワオリンピックまでは6位までが入賞で、84年のサラエボオリン
ピック位後は8位までが入賞となった。

 「入賞者」になると、メダルは貰えないが、賞状は貰える。また、オリンピックの
歴史に、ずっとその記録が残る。

 ちなみに、その賞状の授与は、メダルとは大違い。会場の片隅や通路で渡され、あ
るいは、数日後宿舎に届く、なんてこともある。もちろん、そのときには国旗もあが
らなければ、国歌も流れない。

 入賞というよりは残念賞だね。