世界の物の雑学集 (2) - 真・役に立たない駄話

ベルサイユ宮殿建設の残酷秘話

 いまもフランスを代表する建物として、世界中から観光客が集うベルサイユ宮殿だ
が、完成までの苦労は生半可なものではなかったようだ。

 本日のプロジェクトX「ベルサイユ宮殿を造った男たち」を紹介することにしよう。
(ええ、パクってますよ)

 宮殿が建てられたベルサイユは、もともとはルイ13世が刈りに使っていた森だっ
た。そこにルイ14世が宮殿を建てることを思いついたのだが、なにしろ水も土も無
い砂地や沼地ばかりの土地である。そこを開拓するのだから、大変な難事業だったの
はいうまでもない。
 
 事故が起こるのは日常茶飯事で、加えて沼地特有の病気が流行ったり冬場には凍傷
にかかるものも続出した。そのひどさは「毎晩、荷車一杯の死者を運び出す」ほどだ
ったという。

 けっきょく、完成までに26年の歳月を要した。
 
 その間に生じた犠牲者の数ははかりしれなかったに違いない。

世界一長いタイトルの小説

 世界一長いタイトルの小説とは、なにかわかるだろうか。イギリスの作家の作品で、
世界中の人に読まれている小説だ。

 舞台は、アメリカの無人島。主人公は船乗り。嵐で漂流して……。

 といえば、えっ! ダニエル・デフォーの『ロビンソン・クルーソー漂流記』なの?
と首をかしげる人も多いだろうが、そのとおり。それが正解。

 『ロビンソン・クルーソー漂流記』は、便宜的な通称で、以下が正式名だ。

 『The Life and strange surprising Adventures of Robinson Crusoe of York
mariner who Lived Eight-and-twenty years all alone in an uninhabited Island
on the Coast of America near the mouth of the great River Oroonque having
been cast on shore by shipwreck where-in all the men perished but himself.
With an Account how he was at last strangely delivered by Pirates Written by
Himself.』

 タイトルだけで翻訳料を取られそうだが、日本語にしてみるとこうなる

 『難船し、ほかの船員が全滅した中ただひとり助かり、アメリカ海岸オリノコ河の
河口近くの無人島で、二八年間、たったひとりで生き抜いたヨーク生まれの船員、
ロビンソン・クルーソーの生涯と、その驚嘆すべき冒険。海賊に発見されるまでの一
部始終を彼自身が綴る』

 まさにあらすじだ。

ロダンの「考える人」は何を考えているのか?

 ロダンの名作「考える人」は少なくとも制作された時点では、英会話学校に入ろう
かどうか考えているのではないということはわかると思う(古い?)。

 彼が考えていたのは、人間が地獄に落ちてもがき苦しむ様だという。なぜなら、
「考える人」はロダンがダンテの『神曲』からヒントを得て作った「地獄の門」とい
う作品群の中の一つだから。つまり、彼は、マジメに人間の業というか、宿命という
か、神との関係というか、とにかくそういう難しいことを考えていたと思われるので
ある。

 しかし、ここで今までの説を根底からひっくり返すような説もある。

 何も考えてないという説もあるのだ。その根拠は「考える人」という題名は、ロダ
ンが付けたのではなく、このブロンズ像を鋳造したレディエなる人物がかってに付け
たものだからなのだ。

 
 この判断は皆さんに委ねたいと思う。