自然や気象に関する雑学集 - 真・役に立たない駄話

太陽と月、どちらの引力が強いのか?



 潮の干潮は、月の引力で起こる。小学校の理科でならったとおりだ。同時に
太陽の引力はせいぜい大潮・小潮などの補助的な働きしかないことも。

 そこからあなたは、海水に対しては月の引力の方が強い、と結論してはいな
いだろうか?

 実際は、太陽のそれのほうが176倍も強い。

 引力=g×2体の質量の積+距離の2乗

 これは、中学2年でならう理科の計算。ではなぜ月が勝つのだろうか?

 太陽はまず遠いという問題がある。満潮点も干潮点も地球の半径だけ太陽と
の距離にも差が出るから、及ぶ引力は0.008%とそう変わらない。

 一方、月はわりと近い。両地点に及ぼす引力の差の割合は大きく、1.8%
になる。

月には土はあるのか?

 アメリカでは、月の土地が売りに出されている。そんな話を聞けば、月に土
地を買い、将来は、庭付きの家を建てて、家庭菜園を楽しむ・・・みたいな夢
を膨らませるのもいいかもしれない。

 しかし、水も空気もない月で、家庭菜園を楽しむのは、現代の科学技術を持
ってしても、不可能。だいいち、月には土が存在しないからだ。

 そもそも、月と地球は、約46億年前の同じ時期に誕生したといわれるが、
地球にも、長いあいだ土がなかった。地球に土が出来るのは、生物が地上に住
むようになってからのこと。

 いまから5億年前、コケのような生物が、初めて地上に移り住んだ。以来、
砂や粘土と植物が混じりあって、土が出来るようになったと考えられている。
現在の土は、地表の岩石が風化したものと、動植物の腐ったものが混じりあっ
て、できたものだ。

 ということは、生物のいない月では、永久に土は出来ないということになる
わけだ・・・

日本が台風に襲われると・・・

 日本で大風が吹き荒れると、英国経済が風邪をひく。この大風とは、日本列
島を襲う「台風」のこと。

 台風は農作物の収穫期に襲来することが多いから、日本の多くの農家では保
険をかけて、万が一に備えている。すると、日本の損害保険会社は、おもに英
国の保険会社に再保険をかけて、リスクを分担している。

 そのため、超大型台風が日本列島をおそって、莫大な保険金を支払わなけれ
ばならなくなった時は、保険金総額の3分の2程度は、再保険先の欧米の保険
会社が負担することになる。

 なかでも、世界中の損害保険会社から再保険を引き受けている英国の保険業
界の負担が大きくなるというわけだ・・・