その他の雑学集 (5) - 真・役に立たない駄話

ZARDってソロシンガー?それともバンド?

 1991年にデビューして以来、出すアルバムがすべてミリオンセラーという
「ZARD」。ボーカルの坂井泉水は、90年代最強の女性ボーカルともいわれた。

 実際に90年代の10年で売れた枚数は日本の歌手の中では第2位だった(ちなみ
に1位はB'z)。

 ところが、このZARD、坂井泉水以外はメンバーがいないから、彼女の別名なの
かというとそうではない。

 ZARDは、坂井が作詞した曲を彼女が歌い、バックバンドが演奏する、いわばプ
ロジェクト名といったところ。

 ちなみに、名前の由来は、「ブリザード(大吹雪)」「ハザード(危険地域)」の
一部を取った「ザード」で、製作会社の長戸大幸プロデューサーが語感を重視して命
名した造語だ。

いがいな、原題について

 最近は洋画などがそのまま原題で日本での映画タイトルになることが多い。一昔前
には、原題『ザ・ナイトポーター』が『愛の嵐』という日本語タイトルで上映される
こともあったが、最近はこちらのほうが珍しい。

 こうした日本語訳は、映画ばかりではなく、小説の世界にもある。

 たとえば「SFの父」といわれる作家ヴェルヌに原題が『二年界の休暇』といわれ
る小説があるが、この作品が日本語に訳されて出版されたときのタイトルをご存知だ
ろうか?

 ヒント1 男の子だらけ
 ヒント2 最年長はゴードン
 ヒント3 読書感想文の定番
 ヒント4 嵐に巻き込まれる少年達

 もうこのくらいでいいだろう。正解は『15少年漂流記』。『二年間の休暇』では、
これほどに本でも愛読されたかどうか?

 いずれにせよ、翻訳書のタイトルは、出版社の腕の見せ所である。

あの直木賞の直木三十五。最初は直木三十一だった

 「直木賞」に名前をとどめる大衆文学作家・直木三十五。『由比根元大殺記』
『南国太平記』などの作品で大衆文学の質の向上に大きく寄与した人ですが、彼の名
前は元々「直木三十一」でした。

 「三十一」が、どうして「三十五」になったのか? 実は彼が始めて小説を発表し
たのが31歳の時で、なんとも安易な決め方です。
 そして32歳になった翌年は「直木三十二」、33歳になったら「直木三十三」、
そして34歳になった時に、4(死)で縁起が悪いので、「直木三十五」としたのです。

 直木三十五のペンネームの返還は、ここでピリオド。36歳になっても変えません
でした。なぜ?

 本人いわく「三十六にしたら、三十六計逃げるにしかず(逃げるべき時には策を考え
るより逃げるのが得策)とまぜっ返すやつがいると思ったから」。とか

 そもそも直木三十五の本名は植村宗一。一見、ペンネームと共通点がないようですが、
よーく見ると、「直木」は「植」の字を「直」と「木」に分けたものなのです。

 よく考えているといえばそうなのですが、やっぱり安易という気がしないでもありま
せん。