動物に関する雑学集 (4) - 真・役に立たない駄話

サメがフグを食べたらどうなるの?

 獰猛なサメが、もしフグを食べたらどうなるのか?結論から言うと死んでしまう。
それほどフグの毒は恐ろしい。その毒の名は「テトロドトキシン」。ある実験で、
これを他の魚に注射したら、あっという間に死んでしまったという。サメとて、例外
ではない。

 自分の身を守るために、フグはその体内に毒を持ち、「俺を食べたければ食べな。
そのかわり、おまえもあの世行きだよ」と、開き直り、自然界でふてぶてしく生き抜
いてきた。

 もちろん何万年か前には、それを知らずに食べてしまったサメもいただろうが、今
では、サメとフグとは、生息する海域もちがうので、まず出会うことはない。出会っ
たとしても、サメの本能が「こいつは食べないほうがいい」と教え、無視してしまう。

 フグの中には、肝ばかりではなく、皮や筋肉にまで毒のあるフグもいる。サメに限
らず、海に棲むものは、どんな魚でもそれを知っていて、フグを食べたりはしない。

 フグを食べて平気なのは、同じフグだけ。そう、フグは共食いすることもあるのだ。
その場合は、お互いに毒に対する抵抗力を持っているので。死ぬことはない。

 毒があるのを知っているの食べ、時には毒に当たって死んでしまうのは、どうやら
人間だけ。人間って、かしこいのだろうか、おろかなのか?

盲導犬はどうやって信号を見分けるの?

 最近、町を歩いていると盲導犬を見かけることも増えてきた。この盲導犬、飼い主
を先導するだけでなく、信号が赤ならちゃんと止まる。つまり、彼らは信号を見分け
ることもできるのだ。

 こういうと、少し犬に詳しい人なら疑問に思う人がいるだろう。

 なぜなら、盲導犬に限らず犬は色盲だからである。当然、信号の色も見分けられな
いはずなのだが、なぜ、盲導犬にはそれができるのだろう?

 実は、盲導犬は信号の色ではなく、明暗によって赤信号や青信号が区別できるよう、
長い時間をかけて調教されているのだ。

 実際、信号の赤と青では波長が違い、それが明暗の差になる。

 盲導犬と調教師たちの訓練を想像すると、犬好きならぬとも、涙が出そうな話だ。

「一匹狼」って本当にいるの?

 フリーで仕事している人間の中には、自分のことを一匹狼などとニヒルにうそぶく
人がいる。なんとなく自己陶酔の匂いがするが、実際のオオカミの世界で一匹狼はど
うなのか?

 オオカミは群れで行動するのが普通。その群れを離れるくらいだから、よほど強く、
個性的なオオカミのように思われるが、さにあらず、実際の一匹狼について書かれた
記述を見ると、これがかなりカッコ悪い。

 例えば、ヒツジを倒すのにも悪戦苦闘するほどで、腕力のほうはかなり心もとない。
なかには人里まで下りてきて公園近くのごみの山でエサをあさり、なんとか糊口をし
のぐ一匹狼もいたというから、こうなると野良犬以下という感じだ。

 オオカミ自体の数が減っている今、一匹狼はめったに確認されない。一匹狼は、人
が勝手に描いたイメージの中だけになってきたようである。