身の回りの雑学集 (2) - 真・役に立たない駄話

公衆電話で100円玉を使ってもお釣りが出ない理由?

 携帯電話の普及で滅多に使うことはなくなったとはいえ、病院内や電波の届
かない場所ではやっぱり公衆電話が頼もしい。ところが公衆電話を使わなくな
って久しいのでテレホンカードは持っていないし、あいにく10円玉もない。

 しかたなく100円玉でかけてしまったが、たった1分ほどの通話でお釣り
の出ないのを忘れていた・・・久々にこんな腹立ちを覚えた人への「なぜだ」
にお答えしましょう。

 単純に、小さな電話機の中ではおつりを出すシステムを機械化できないから
だ・・・入ってきた100円玉だけ保管し、10円玉はためておつりに回すよ
うにすると、現在の技術では、それと同じことをこなしている街角のジュース
販売機とまでは言わないが、かなりの大きさの電話機になるようだ・・・

 それに、電話料金は深夜や休日の割引もあり、その複雑なシステムまで記憶
させて組み込もうとすれば、いかに極小のICチップを用いたにしてもどんな
サイズになるか見当もつかないらしい。それでNTTは最初から新機種開発を
放棄しているようだ・・・

セロハンテープの幅を決めたのはアメリカ?

 セロハンテープは、1920年代、アメリカで開発され、車の塗装のさいの
マスキングに用いられていたものだった。日本には終戦後に進駐軍が持ち込ん
だ。最初は、検閲で開けた手紙に封をするのに用いられていた。

 しかし、本国から運んでいては時間もお金もかかる。そこでGHQは、バン
ソウコウで実績のあったニチバンに製造を依頼した。そこで出来たのが、「セ
ロテープ」だった。耳によくなじんでいるこの名はニチバンの登録商標だ。

 現在、「セロテープ」には、幅12ミリ、18ミリ、24ミリの3タイプが
あるが、これはGHQが当時注文した規格の名残。ただし、向こうの指示はイ
ンチ単位。これを日本側が1/2インチ=12ミリ、3/4インチ=18ミリ、
1インチ=24ミリといった具合に、大雑把に“解釈”し、それが今に至るま
で定着しているようだ・・・

なぜ、デパートのトイレは見つけにくいのか?

 街中で大を催したら、どこを目指すだろう?

 駅のトイレは改札の中か外は分からないので論外、第一駅のトイレできれい
な場所は少ない。喫茶店のトイレで大をすると、ウエイトレスに見破られそう
で気恥ずかしい。パチンコ店は、イジワルな店員に、にらまれないとも限らな
い。ではデパートか?

 だが、デパートを選択した際、ある不安が頭をかすめる。デパートのトイレ
ってけっこう見つけにくい。各階の階段の踊り場の奥にあったり、フロアの奥
にあったり、お客様あってのデパートが、なぜ、こんな意味もなく客が困るよ
うなことをするんだろう。などと怒りがこみ上げたこともあるのではないだろ
うか?

 ところが、その「みつけにくさ」には、れっきとした理由がある。デパート
だって、ホンネでは、パチンコ店と同様、トイレ使用だけで入店されるのはお
断りしたいところ。トイレを使用する客は、水は使うわ、トイレットペーパー
は盗んでいくわで、けっこうな損失を与えていく。大きなデパートになると、
トイレにかかる年間コストは1000万円をくだらない。

 そこで、損失を少しでも少なくするために、デパートのトイレは、見つけに
くい奥に引っ込ませてあるわけだ。もちろん、客の“トイレ攻略”をはばんで
やろうということではない。フロアの奥にあるトイレを使った客にふたたびフ
ロアを横切らせて、何かを買う気にさせようという戦略だ。だから、デパート
のトイレは、絶対に1階の玄関脇などにはない。

 まあ、敵を知れば百戦危うからず。その戦略がわかっていれば、いざという
ときにも最短コースでトイレに迎えることになるだろう。