食べ物に関する雑学集 (3) - 真・役に立たない駄話

野菜に巻かれた色テープの秘密?

 スーパーで売られているほうれんそうには、なぜかたいてい紫色のテープが
巻かれている。あの紫色には、何か意味があるのだろうか?

 ほうれん草は、紐で束ねるなり、袋に入れるなり、まとめておかないとバラ
バラになってしまう。そこで一束ずつ束ねるテープが必要になるのはわかる。

 しかし、なぜ紫色なのだろうか?

 卸売業者によれば、テープの色は、紫、白、黄、赤、緑の5色がある。ちな
みに、リンゴは赤、玉ねぎは緑が多いらしい。

 つまり、品物の色に合うようにテープを使い分けている。ただ、野菜を束ね
ているだけに見えるテープだが、野菜の色が映えるようにという心配りが隠さ
れているようだ・・・

クサヤは年貢の取立てのせいで生まれた?

 クサヤと聞くだけで、その匂いを思い出して顔をしかめる人もいると思う。
しかし、最上品といわれるアオムロのクサヤはまことに絶品。焼き立てを手で
ちぎり、日本酒や焼酎の肴にすると、もう答えられない・・・という人もいる
ようだ・・・

 こんな珍味が生まれたのも、江戸時代、幕府の年貢が厳しかったからという
から、何が幸いするか分からない。

 新島や大島で、塩作りは盛んだった。しかし、米はあまり取れず、米の代わ
りに塩を年貢として納めていた。

 また、これらの島では、砂地の干し場に恵まれ、干物の製造が盛んだった。
しかし、年貢の取立てが厳しく、塩干物に使う塩の量まで制限されていた。

 塩を節約するため、干物を作るにも一度塩漬けにして残った汁を何度も繰り
返し使った。すると、その塩汁は、肴から溶け出したタンパク質などが発酵し
て独特の味と匂いを持つようになった。

 そして、その汁に漬けたあと、天日干しにした魚を江戸に送ったところ、江
戸のグルメの間でたいへん珍重され、やがて普通の干物より高値で取引される
ようになった。

 徳川300年、庶民の苦しんだ年貢のとりたてが、好結果を生んだ唯一の例
といえるかもしれない・・・

牛肉は右と左で味が違うのか?

 牛肉を買うとき、「バラ肉500グラム。体の左側で」と注文する人は、さ
すがにいないと思う。

 しかし、食通からは、体の右側と左側では、味が違うと信じられているよう
だ。しかも、左側の方がおいしいのだと言う。

 なんでも、牛はしゃがむように腹ばいになり、やや右に傾け気味に寝る。4
ヶ所ある胃袋のうち、一番大きい第一胃袋が左側にあるために、満腹の時には
その胃を圧迫しないように右に傾けるわけだ。

 そのため、体重で圧迫される右側の肉より、左側の肉の方がおいしいと言う
のがその理由だ。

 ただし、お店で、「体の左側で」と頼んでも、スライスされた肉では、右も
左もわからない・・・