タイトルバックの順番はどう決める? - 真・役に立たない駄話

タイトルバックの順番はどう決める?

 何年か前、『蔵』という大作映画に出演が決まっていた宮沢りえが、タイト
ルバックにあらわれる名前順でモメて、ついに出演を降りるという“事件”が
発生した。

 つまらないことでみすみす大作の出演を逃すなんて・・・という意見も一部
にはあったが、タイトルバック、または終了後に流れる出演者、スタッフ名に
おける名前順は、芸能人にとって、サラリーマンにとっての肩書と同じくらい
の生命線であることも確かなようだ・・・

 興味のある方は、この点に注目して、映画『タワーリング・インフェルノ』
のビデオを見直していただきたい。ポール・ニューマンとスティーヴ・マック
ィーン。互いに一歩も譲らぬスーパースターの共演は、タイトルバックにおい
てどう処理されていただろうか?

 画面に同時にあらわれた2人の名は、一方は画面の左側の上、もういっぽう
は画面右側の下という配置になっていた。ハリウッド映画のオキテとしては右
側の方が格が高いが、そのぶん、左側に置かれた名前を上にあげることによっ
て、絶妙のバランスをとっていたわけだ。

 トップにたいして、独特の核を現す場所が、最後の位置。いわゆる「トメ」
といわれる部分だ。

 市川昆監督の「金田一耕助」シリーズでは、金田一役の石坂浩二がトップに
きて、大御所の大女優が「トメ」をとる。その際、「トメ」に入る名前とその
前にくる役者名のあいだには、名前2人分ほどの間隔があけられる。大御所が
最後をしめる前に、ひと呼吸おく。紅白歌合戦の「トリ」を思わせるおいしい
位置だといえる。

 ちなみに、小泉今日子は、ドラマ出演の際は、たとえ主演であっても積極的
に「トメ」を選ぶ戦略をとっているらしい。そこには、トップの位置を空けて
一流の共演男優と出演する計算も入っているようだ・・・
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